イギリス小学生留学のすすめ

2016年11月5日

お子様を長期でイギリスに留学させたいけれど、どの時点で留学させるのがベストか悩まれる方は多いのではないでしょうか。

小学校を卒業した12歳が区切もよいし、親の手助け無しに身の回りのことも一通りできる年齢になっているので長期留学にふみきってもよいかもしれない、と普通は考えられると思います。

しかし、この12歳という年齢は、学年の区切りの違うイギリスの学校ではとても中途半端な年齢にあたるので厄介なのです。

イギリスのプレップスクール(私立小学校)は13歳まで。12歳はプレップスクールの最終学年にあたるため、入学許可がおりません。シニアスクールの受験も終了していますので、レベルの高い学校への受験の機会もありません。入学出来るのは小中高一貫教育の学校のみになるので、入学可能な学校の選択肢が狭まります。

 

もし、トップシニアスクールとまではいかなくても中の上くらいまでの名門パブリックスクール入学を目指すのであれば、小学校3年生での留学をお勧めいたします。

 

なぜ小学校3年生(9歳か10歳)なのか?

 

小学校3年生でしたら、日本語の読み書きはマスターしていますね。漢字もある程度書けるでしょう。留学後は日本語の読み書きを練習する時間は長期のお休みくらいしかありませんので、日本語能力が格段に低下しますが、とりあえず小学校3年生くらいまでの日本語力があれば、留学したからといって完全に日本語の読み書きを忘れてしまうことはありません。万一諸事情で留学をやめるとなった時に、日本の学校に戻っても日本語で困ることはないでしょう。

 

学力の面でも、日本の子供達は塾へ行って1年か2年くらい先取りして習っている場合が多いでしょう。小学校3年生ですと、小学校5年生くらいまでの算数の能力がある子もめずらしくありません。イギリスの学校の算数は日本に比べて遅れていますので、日本でそのくらい先取りして習っていれば、イギリスの学校ではトップクラスに入れます。英語のハンディがあるので他の教科が出来なくても、算数が出来るととても自信になります。

 

またシニアスクールの受験までに丸2年か3年ありますので、その間に英語力をつけ、学力を上げることができます。お子様の能力次第ではレベルの高い学校への受験も可能です。

 

9歳か10歳で留学させるのは小さすぎて不安、と思われるかもしれませんが、そのくらいの年齢で留学しているお子様は少なからずいます。最初の学期は親子とも大変ですが、子供の順応性は素晴らしく、2学期、3学期と進むにつれ、頻繁にあったお子様からの連絡も1週間に1~2度となり、ついには ”まったく連絡がありません!!” と叫ばれているお母様方を何人も見てきました。

 

子供のほうも、ひとたびイギリスの学校を経験すれば、”日本の学校には戻りたくない” と10人中9人は言います。勉強だけでなくスポーツやアクティビティなど色んな事を経験できて楽しいのだとか。

 

イギリスの小中高校の中でも、プレップスクールでの教育は特別です。年齢が上がるにつれイギリス人のクラスメートと仲良くなるのは難しいのですが、小学生のうちは自然に友達になっています。卒業生の絆は深く一生の友人が出来ることも。

 

ぜひ小学生留学をお勧めいたします。

 

 

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