受験が終わりました
2024年12月6日
イギリスの入学試験は秋に行われることが多いです。
弊社でサポートしている生徒さん達も、来年の9月入学に向けて何校か受験をしていましたが、ようやく終わりが見えてきました。入学願書を提出してから受験結果を受け取るまで、約2か月かかりました。
Year9や10での入学だと2~3校、6thフォームへの入学だと4~5校位受けます。それぞれの学校へ提出する書類を準備したり、試験日程の調整(1校につき2回位ありますので重ならないように)、オンライン受験か現地へ行くのか、オンライン受験の場合は在籍校に監督官のお願いをし、現地へ行く場合はタクシーを手配する、など、細かな調整が必要です。
試験はほとんどの学校でReasoningと呼ばれる認知能力を試すテストがあります。Reasoningは、Verbal Reasoning(英語)とNon Verbal Reasoning(数字や図形)に分けられます。
慣れていないと難しく感じるので(特にVerbal Reasoning)、少し練習が必要かもしれません。”特に準備は必要ないですよ”と受験校は言うのですが、Reasoningで足切りをする学校もあるくらいですから、やはりそれなりに準備をしたほうが良さそうです。
あとは受験校独自の試験。英語と数学のペーパー試験です。受験校によって難しかったり易しかったり色々ですが、日本で進学校に通っている場合は特に数学は難しい問題ではないようです。
面接は監督官との相性もあるのか、”手ごたえあったー”と言ってた子が、別の学校では”手ごたえなかったー”となったり。面接官の印象で、”この学校に入りたい”となることもあればそうでない場合もあるので、面接は重要です。こちらもしっかり準備をして臨んだ方が良さそうです。
受験をしてから、約10日~2週間位で結果が発表になります。
いくつかオファーを頂いた中からどこの学校にするかを決めて、大体2週間以内に予約金を支払います。期限内に予約金を支払わなければ、オファーは別の人に回ってしまいます。
オファーにはUnconditional Offer(無条件オファー)とConditional Offer(条件付きのオファー)があります。Conditional Offerの場合は、決められた条件を満たさないとオファーが取り消されます。
条件の内容で多いのは、
ー入学前に英語力を上げるためサマースクール(または準備校)へ行くこと、
ーGCSEで6教科で6以上(またはそれ以上)をとること、
ーEnglishのGCSEで合格(4以上)すること、などです。
GCSEの試験結果は8月後半にしか出ないので、GCSEの成績次第と言われてしまうと8月まで宙ぶらりん状態が続くことになりますが、留学生の場合は学生ビザを申請しなければいけませんのでそんなに待てません。よって予想グレードなどで見極められることが多いです。
今回は色々な意味で大変な受験でしたが、弊社の生徒さんは全員オファーを頂き、9月からの学校が決まりかけています。普段の学校生活を送りつつ、受験の時は抜けて受けに行き、また戻ってというのを1か月以上続けたので、精神的にも大変だったことでしょう。本当に皆さんお疲れ様でした!