学校訪問記ークイーンズウッド(Queenswood)
2024年12月6日
ロンドン郊外にある女子校、Queenswoodを訪問してきました。
門を入るとチューダー朝というのでしょうか、とても特徴的な建物が目に入り、思わずうわ~っとなるほど素敵です。
創立は1894年で、現在の場所に移転したのが1925年。11-18歳の女子470名が在籍しています。ロンドン(パディントン駅)まで電車で18分しかかからないため、ロンドンから通ってくる子も多く、ロンドン各地にスクールバスも出ています。
何かに突出しているのではなく、21世紀に適応できるオールラウンドな教育を目指し、ダイナミックでアカデミックなカリキュラムとともに、たくさんのアクティビティやスポーツも用意されています。特にテニス、ネットボール、ホッケーが強く、ダンス、ドラマ、音楽、バレエなども盛んです。
留学生は全体の15%を占め、イギリス人学生とうまくミックスされています。
最近改築されたというモダンな教室には角が丸いテーブルがいくつか並んでいて、全員前を向いて先生の話を聞くのではなく、ワークに沿って自由にレイアウトを変えることが出来るのが特徴的でした。
新しく改築されたサイエンス棟でも天井から丸テーブルが降りてくる仕掛けがしてあり、生徒のニーズをよく把握した作りとなっていて感心しました。
新しい6thフォーム専用の建物では、シアターのようなオープンスペースがあり、外部の講師によるキャリアトークが行われていました。横にはおしゃれなカフェもあり、なんとも魅力的な空間となっています。
またサポート棟にはWellbeingセンターがあり、カウンセラーの資格を持った方が常駐しています。ソファーのスペースがあり、ちょっと心が疲れた時、誰かと話したくなった時、一人になりたい時、リラックスできる場所です。
寮はYear7とYear8用が1棟、Year9以上が1棟で、フロアによって学年に分かれています。
Full boarderとFlexiやWeekly boarder も別のセクションに分けています。
食事が美味しいことで有名だそうで、最後にランチを頂いて帰りましたが、とてもヘルシーで美味しかったです。
印象としてはおしゃれで可愛い女子校、サポートも行き届いているし、アカデミック過ぎずリラックス過ぎず、バランスのとれた学校です。ロンドンから近いこともあり、人気があるのもうなずけました。