学校訪問記ークレイズモア(Clayesmore)
2024年12月6日
ドーセット州にある小中高一貫教育の学校、Clayesmoreを訪問してきました。
レセプションがあるメインの建物は遠目に見てもとても素敵で、マナーハウスを思わせる作りでした。暖炉のある素敵な空間でお茶を頂いたあと、女性の校長先生とお会いしました。
案内して下さった担当のRuss先生は、限られた時間の中であちこち案内してくださろうとみっちり計画を立てて下さいました。そのおかげで広い構内のほとんどを見学出来たと思います。
まずは小学校へ。小学生は125名ほどで、寮もあります。
休憩時間だったので、大勢の子供達が外で遊んでいて、とても活気がありました。
学校は小規模で家庭的な温かい雰囲気があります。特にパストラルケアはとても充実していて、2重3重にもサポート体制が敷かれており、生徒一人一人がとても大切にされているのを感じます。
メディカルセンターはWellbeing Centerも兼ねていて、カウンセラーとナースの資格がある人が常駐しています。少し心が疲れた時などはWellbeing Centerで静かに過ごすことも出来ます。重病ではない場合は寮のお部屋で休むことも出来ます。
土曜日はレッスンはなく、たくさんのアクティビティが用意されています。乗馬、折り紙、クラフト、ボードゲーム、STEM、陶器、マウンテンバイク、石鹸づくり、マーシャルアート、水泳など、様々なアクティビティから選ぶことが出来ます。
サポート棟ではEALレッスンだけではなく、色々な教科の個別サポートを受けることが出来ます。
とても印象に残ったのは、最終目標(大学進学であろうとApprenticeであろうと)を達成することが重要で、その過程はフレキシブルに、という姿勢。GCSEを何教科取らなければいけないとか、試験を受けなければいけないとか、そういった決まり事ではなく、個人個人に合わせたカリキュラムで良い、何が目的かを見極めてそれに応じたサポートをしていくというアカデミックヘッドの方のお話でした。
日本人生徒さんとの面談もアレンジして下さったのですが、皆さんこの学校に来てとても英語が伸びたとのこと。イギリス人生徒とも馴染んでいて、留学生同士で固まるということはないようでした。
スポーツホールも見せて頂きましたが、ジムの部分は生徒の意見を聞いて増築したのだそう。新しい器具が並んでいました。
生徒を第1に考え、予算があれば増築や改装など生徒が快適に過ごせることに使うという姿勢がとても心地よいです。
また一つ、ドーセットに素敵な学校を見つけました。